カメラ沼や万年筆沼など…趣味の世界には様々な沼がありますが、自分は昔からノート沼の住人です。100円のノートも使いますが…どちらかといえばモレスキンやライフノートなど通常より少し高いノートを好んで使っています。
高級ノートは書き心地がいいだけじゃなく、仕事や人生に対する姿勢までも変えてしまう力強さがあるんですよね。そんな高級ノートの中でも群を抜いて価格が高く魅力的なのが…スマイソンというブランドの商品です。
スマイソン パナマ ノート(SMYTHSON PANAMA NOTEBOOK)
6月にヨーロッパ旅行をした時にロンドンのボンドストリートにあるSMYTHSON本店に立ち寄りました。
スマイソンはノートや文房具も有名ですが、バッグや財布が人気のハイブランドです。今回たまたまセール期間中だったので…普通なら手を出せないタイプの限定ノートが半額になっていました。そりゃ買っちゃいますよね(笑)
こちらが今回購入したスマイソンのパナマノートです。通常の単色と違いハーフになった限定商品です。こちらを半額の50ポンドで買いました。日本に戻ってからネットショップで定価を確認したら…驚きの18,000円でした!
50ポンドで安いみたいな雰囲気で書きましたが…日本円に換算すると6300円くらいしますからね。セールでもめちゃくちゃ高いノートになります。
そして…中央にはLibra(天秤座)の刻印が入っています。こちらは有料になり自分で選んで入れてもらったものです。
スマイソンではアルファベットや様々なモチーフを自分で選んで刻印を入れてもらうサービスがあるんですが…ボンドストリートの本店ではその場で刻印を入れてくれるんです。
スマイソン ボンドストリート本店の刻印サービスが凄い!
商品を買う時に接客してくれた方とは別にスタンパーと呼ばれる職人さんが刻印を行ってくれます。ボンドストリート本店に5人、パリやNYなど全世界で15人しかいない職人さんなんですって。
しかも…仕事ぶりが丁寧で感動しました。1ミリ単位で位置を決めて丁寧に刻印を入れてくれるんです。
本当にワンポイントの刻印になりますが…その場で職人さんが作業してくれるだけで特別なノートになります。このサービスを受けるためだけにスタンパーがいるお店に足を運ぶのもありだと思います。
金色に輝く小口と感動を生み出すフェザーウェイトペーパー
スマイソンのパナマノートはラム革を使った手触りのよい表紙が魅力なんですが…サイドから見た時のインパクトも抜群です。
金色に染められた小口は上品で高級感があり…セレブに愛されているのも納得の仕上がりです。
中を広げると爽やかな薄いブルーの紙が使われています。この紙がスマイソンのノートを使う最大の理由だと思います。
特に万年筆で書いた時の使用感は感激するレベルでした。
裏抜けせず、滑らかな書き心地、インクが乗った時の色と乾いた時の色の変化が絶妙で…インクが乾いた後のパリッとした質感は他のノートでは味わえないものだと思います。
さらに…各国の証券や紙幣用の紙を製造する英国の製紙専門工場で作られたフェザーウェイトペーパーには模造されないように透かしマークが施されています。
光にかざすと浮かび上がる「地球儀と羽ペンを中心としたロゴマーク」これが全ページに施されているんです。最高にかっこいい。
スマイソンはイギリス王室御用達のブランド
スマイソンはイギリス王室御用達のブランドという事でも有名です。英国ではロイヤルワラントという御用達指定を受けると特別なマークを掲げることが可能になります。
こちらの画像を見てもらうと、上部に三つのマークが描かれているのが分かると思います。こちらはエリザベス女王、チャールズ皇太子、エジンバラ公からロイヤルワラント認定を受けているという事なんです。
イギリス王室も認めたブランドという事で…数々のセレブにも愛されています。有名なところだとグレース・ケリーやダイアナ元妃も愛用者だったとの事。
まとめ
ちょっと長くなりましたが…実際に使ってみると本当に素晴らしいノートだという事が分かりました。とはいえ…ノートに約2万円の価格を出すのは酔狂かセレブかのどちらかでしょう。
自分はついにノート沼の奥底まで辿り着いたんだな…と、感慨深いものがあります(笑)
この先スマイソンのパナマノート以上に高いノートを手にする事はないと思いますが…ロンドンにもう一度行ったら…またスマイソンの本店に行ってしまいそうです。危ないなぁ…
それじゃ!また!